PEPA History
ペパ ヒストリー

#01 吉祥寺デビュー

ペパカフェ1985年当時の様子

ペパカフェのオープンは1980年の10月18日。2010年には30周年目を迎えました。
この30年間、ペパカフェでいろんなことがありました。

1980年のデビュー当時はパンケーキを売るウェストコーストスタイルのカフェでした。当時はカフェという名前を付けている店は本当に少なかったです。

ペパカフェのネーミングの由来は、ペパーミントは爽やかでクールでもあるし、あとミントを使った飲み物、料理を出したかったのもあります。カフェは70年代に行った横浜のアロハカフェのネーミングがいいなーと思っていたので、店をやる時は絶対にカフェと名前を付けようと10代のガキの頃から思っていたのです。10代の頃に行ったアロハカフェ。とても刺激を受けたいい店でした。70年代は、創刊したばかりの『ポパイ』の影響もあって強烈にアメリカに憧れていましたから、店も西海岸風の雰囲気でデビューしました。

当時の店内BGMは、中学生の頃に背伸びして出入りしていた赤坂のビブロスやムゲン、新宿のGETの影響で大好きだったソウルを中心にかけていました。現在もそうですが、基本的にBGMはオールジャンルです。80年代初頭はニューウエーブが流行り出していたので、ニューウェーブもよくかけていました。

80年代の頭、まだ吉祥寺に「ナッティー・ドレッド」(日本で初のレゲエのレコー ド専門店)があった頃は、よく店長のシャンビーにレゲエのレコードを選んでもらって、店でかけていました。レゲエがまだ一部の人にしか聞かれていなかった時代で、吉祥寺が生んだレゲエシンガーP.Jも当時はまだ子供でした。

ペパーミントカフェオープンの1年後には、shop33が吉祥寺にデビューしました。昔からの古いお付き合いのお店。ペパーミントカフェと33が80年代以降の吉祥寺のサブカルチャーをリードしてきたと自負しています。(現在、shop33は閉店しました)

私が10代の頃よく通っていたのが西海岸というお店。当時のサーファーやヒッピーやミュージシャンが安いサントリーホワイトウィスキーや角ビンを呑みながら集まっていて、とってもウェストコーストの香りがする店でした。高校生の頃は、大人に混じってよくこの店に通いました。僕が店をやりたいと思うきっかけを作ってくれた影響力のある店でもあります。

60年代、70年代の吉祥寺には先輩たちが作った個性のあるいいお店が沢山あり、とってもヒップで主張のある町でした。しかし、大企業のチェーン店がどんどん入ってきてからはこのような店もほとんどなくなり、個性のある店が少なくなってしまいました。そういう意味では、昔と比べると吉祥寺は面白くない、個性のない町に変ってしまったのかもしれません。

ペパーミントカフェが吉祥寺でタイ料理を始めたのが1985年。その数年後にエスニックブームが起こりました。始めた頃はこの七井橋通りもまだ第一種住宅地で店がほとんどありませんでしたが、現在ではお店も増えてこの通りは吉祥寺でも知られた通りになりました。2000年頃からは公園にも露店や大道芸人が出ていて楽しい雰囲気ですし、次の若い世代も動きだしてきたし、また吉祥寺も活気が出てきたと思います。

ペパーミントカフェも初心を忘れずに、吉祥寺をもっと盛り上げていきたいと思っています。